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知っておきたい?ユーカリの秘密

2013.09.17.(Tue)Chieko By.Chieko
カテゴリー:マメ知識 地域情報

 gumtreepink

 

ガーデニングが好きなChiekoです。

一か月くらい前から、パースのあちこちで、こんな花が木に咲いているのを見かけ、気になっていました。

カワイイ花だな~、と思ってネットで調べてみたところ、ユーカリの花とのこと。

 

私はパースに来て、初めてユーカリの花を見ました。ちょっと遠くから見ると、ふさふさしたポンポン飾りのように見えます。
さすがにオーストラリアの有名な樹木というだけあって、ユーカリの木はいたるところで見かけます。
公園や保護区などの自然豊かなところではもちろん、住宅地の街路樹や幹線道路の分離帯、といったところまで。

 

ユーカリの木、と一口に言っても、実は、数百種類はあるそうです。

花の色も、先のような可愛らしいピンクの他、

gumtreewhite

こんなすがすがしい白、とか、

 

gumtreered

目を引く綺麗な赤。

 

gumtreeorange

ほっこりした印象のオレンジ。

などなど、私が見かけたものでも、色んなタイプがありました。色によってだいぶ印象が変わるものですね。

パース周辺だけでも色んな種類のユーカリがありそうですが、オーストラリアの地域(州)によっても、自生しているユーカリの種類は異なるらしいです。(広大なオーストラリアのことだから、納得。)
シドニーやメルボルンに行ったら、また違うタイプのユーカリの花を見られるのかもしれません。

 

住宅地の街路樹となっているユーカリの木は、

gumtreeaall

こんな風にかわいらしい感じで、あまり大きくありませんが、公園や、自然が残っているような場所では、何十メートルとあるような、おおーきなユーカリの木もあります。風が吹くとザワザワと音を立てて揺れ、なんだか迫力を感じます。

 

娘の通うprimary schoolのそばにも、大きなユーカリの木が茂っていますが、雨上がりに強い風が吹くと、あの、ユーカリのすがすがしい香りが、あたりにふっと漂います!癒されますね~。

ですが、ユーカリは必ずしも癒し系というわけではないみたいです。

以前、息子が落ちていたユーカリの枯れ枝を持って遊んでいたら、近くにいた男の子が、
「Poison!(毒!) Dangerous!(危ない!)」
と言って来ました。

私はその時、「????」と思っていたのですが・・・

ユーカリの木は毒性を持っている、ということを、後になって知りました。
いくつか毒性成分が含まれるそうですが、その中でも特に毒性が強い成分では、「青酸」が含まれるとのこと!
(けれど、毒性の強さも、ユーカリの木の種類によって異なるようですが)

子どもがユーカリの葉や枝を手で触ったり、その手をなめてしまったりすることで、どのくらい危険なのか・・・はちょっとわかりませんが、その男の子の言っていたことは、まったくのデタラメ というわけでもなかったのですね。
以来、念のため、子ども達には、むやみに触らないように言っています。

 

・・・となると、ユーカリの葉を食べているコアラ達は、大丈夫なんでしょうか・・・?

ネットで調べてみますと、ユーカリの葉と言うのはとても繊維質が多く、栄養価が低く、さらに毒素を含んでいるということで、大部分の動物にとっては常食には向かないのです。
でもコアラは、消化器官に共棲するバクテリアの力で、ユーカリに含まれる毒素を解毒しているんだそう。
コアラの消化器官はとても長く(盲腸は2mもある!)、繊維質を分解し消化吸収するそうですが、それでも繊維質のうち栄養として消化できるのは1/4くらい。エネルギー効率がいい食事とは言えないですね。
エネルギーを蓄えるため、そして解毒や消化にエネルギーを使うため、コアラはよく眠るんですって。
またコアラは、あの大きな鼻でにおいをかぎ分けることで、毒素の成分が少ないユーカリを選んで食べているようです。

コアラとユーカリ。オーストラリアの自然の神秘を感じさせますね。

 

ちなみにこちらでは、ユーカリは gum tree と言われています。
(巻き舌で『ユ~カリィ』と言っても、こっちの人には通じないかも・・・(笑))

 

 

Chieko

Chieko
パース在住主婦ライター。13歳の女の子と5歳の男の子の2児の母。 2013年4月よりパース在住。西オーストラリアの食とファミリーライフをテーマとしたブログ「パースで手作りざんまい」執筆中。西オーストラリアの食材を使った家庭料理研究家。趣味はDIY,ガーデニング,音楽など。