
ガーデニングが好きなChiekoです。
一か月くらい前から、パースのあちこちで、こんな花が木に咲いているのを見かけ、気になっていました。
カワイイ花だな~、と思ってネットで調べてみたところ、ユーカリの花とのこと。
私はパースに来て、初めてユーカリの花を見ました。ちょっと遠くから見ると、ふさふさしたポンポン飾りのように見えます。
さすがにオーストラリアの有名な樹木というだけあって、ユーカリの木はいたるところで見かけます。
公園や保護区などの自然豊かなところではもちろん、住宅地の街路樹や幹線道路の分離帯、といったところまで。
ユーカリの木、と一口に言っても、実は、数百種類はあるそうです。
花の色も、先のような可愛らしいピンクの他、
こんなすがすがしい白、とか、
目を引く綺麗な赤。
ほっこりした印象のオレンジ。
などなど、私が見かけたものでも、色んなタイプがありました。色によってだいぶ印象が変わるものですね。
パース周辺だけでも色んな種類のユーカリがありそうですが、オーストラリアの地域(州)によっても、自生しているユーカリの種類は異なるらしいです。(広大なオーストラリアのことだから、納得。)
シドニーやメルボルンに行ったら、また違うタイプのユーカリの花を見られるのかもしれません。
住宅地の街路樹となっているユーカリの木は、
こんな風にかわいらしい感じで、あまり大きくありませんが、公園や、自然が残っているような場所では、何十メートルとあるような、おおーきなユーカリの木もあります。風が吹くとザワザワと音を立てて揺れ、なんだか迫力を感じます。
娘の通うprimary schoolのそばにも、大きなユーカリの木が茂っていますが、雨上がりに強い風が吹くと、あの、ユーカリのすがすがしい香りが、あたりにふっと漂います!癒されますね~。
ですが、ユーカリは必ずしも癒し系というわけではないみたいです。
以前、息子が落ちていたユーカリの枯れ枝を持って遊んでいたら、近くにいた男の子が、
「Poison!(毒!) Dangerous!(危ない!)」
と言って来ました。
私はその時、「????」と思っていたのですが・・・
ユーカリの木は毒性を持っている、ということを、後になって知りました。
いくつか毒性成分が含まれるそうですが、その中でも特に毒性が強い成分では、「青酸」が含まれるとのこと!
(けれど、毒性の強さも、ユーカリの木の種類によって異なるようですが)
子どもがユーカリの葉や枝を手で触ったり、その手をなめてしまったりすることで、どのくらい危険なのか・・・はちょっとわかりませんが、その男の子の言っていたことは、まったくのデタラメ というわけでもなかったのですね。
以来、念のため、子ども達には、むやみに触らないように言っています。
・・・となると、ユーカリの葉を食べているコアラ達は、大丈夫なんでしょうか・・・?
ネットで調べてみますと、ユーカリの葉と言うのはとても繊維質が多く、栄養価が低く、さらに毒素を含んでいるということで、大部分の動物にとっては常食には向かないのです。
でもコアラは、消化器官に共棲するバクテリアの力で、ユーカリに含まれる毒素を解毒しているんだそう。
コアラの消化器官はとても長く(盲腸は2mもある!)、繊維質を分解し消化吸収するそうですが、それでも繊維質のうち栄養として消化できるのは1/4くらい。エネルギー効率がいい食事とは言えないですね。
エネルギーを蓄えるため、そして解毒や消化にエネルギーを使うため、コアラはよく眠るんですって。
またコアラは、あの大きな鼻でにおいをかぎ分けることで、毒素の成分が少ないユーカリを選んで食べているようです。
コアラとユーカリ。オーストラリアの自然の神秘を感じさせますね。
ちなみにこちらでは、ユーカリは
gum tree と言われています。
(巻き舌で『ユ~カリィ』と言っても、こっちの人には通じないかも・・・(笑))