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本場のオージービーフを家庭でおいしく食べる方法!・・・を探る。

2013.10.08.(Tue)Chieko By.Chieko

beef3

毎日の食事の支度に頭を悩ます主婦ライターChiekoです。

いつも夫に愚痴ってしまうのですが、なぜ人間、

1日3回も食事するようにできているんでしょうか???

しかも、いつも同じメニューというわけにもいきません。

うちでは、成長期の娘はお肉大好き!ですが、3歳の息子は肉を食べたがりません(まさに、肉食系女子と草食系男子)。なので、肉好きも野菜好きも満足できるメニューを考えるのですが、なかなか難しいものです。
さらに栄養のバランスや、食材の値段、添加物などを避けて…な~んて考えながら作っていると、「今日はもうネタ切れ!!」と叫びたくなる時もあります。

たまには手抜きしたいな~と思いますが、パースでは、外食はとっても高い。そして、美味しくない。 (いえ、おいしいお店もあるんですよ!!あるんです!!でもやっぱり高い)

そんな時、プチプラでおいしい、日本の外食メニューが、本当に恋しくなります(涙)。

パースの外食事情は別の機会においといて(おいしいお店についてはGITS平田代表が詳しいんですよ~)、今回は、パース生活の家庭食事情、その中でも、オーストラリアといえばオージービーフ!について、書いてみたいと思います。

 

  • これがオージービーフ???

オーストラリアの代名詞的存在、オージービーフ。 日本でもすっかりおなじみですよね。
安くておいしいということで、私も日本にいた頃はよくお世話になっていました。

パースに来て、スーパーマーケットに行ったら、本当にビーフは山のように売っていました。
それも、厚くて大きなお肉がいっぱい・・・

こちらに来たばかりの頃、「やっぱりまずは、本場のオージービーフを食べなきゃね♪」と思い、ステーキ用の牛肉を買ってきて、入居したばかりの家で焼いて食べました。

おいしそーう!

で、実際に焼いて、食べてみたら・・・

か、かたい・・・

これは本当にショックな固さでした。
味は確かにおいしい・・・かもしれない。 でも、本当に固いんです。
まるで、ゴムをかんでいるみたい・・・(涙)

オーストラリアの人達は、本当にこれをおいしいと言って食べているのか???
カルチャーショック?でしたね。

ところで、ネットでオージービーフについて調べたところ、こんなことがわかりました。

オーストラリアの牛肉生産は、放牧で、牛に牧草を食べさせて育てているそうです(グラスフェッドというらしい)。
赤身が好まれるオーストラリア国内では、このグラスフェッドのビーフが消費の主流らしいです。

でも、日本への輸出用に生産されるオージービーフは、牛がある程度育ったところで肥育場へ移し、穀物飼料を食べさせるのだそうです(グレインフェッド)。
そうすることで脂肪分を増やし、柔らかい肉質にするんだとか。
日本人の食の嗜好に合わせて、飼育方法をこのように変えているのですね。

同じ『オージービーフ』でも、本場で食べるオージービーフと、日本で食べるオージービーフは、やっぱり違ったんですね!

実は、ネットを調べているうちに、オーストラリアで育てた『和牛』が、オーストラリア国内でも流通しているらしい、ということがわかりました。
あのやわらかい牛肉が、ここパースでも食べられる???
どこで手に入るんだろう???
やっぱり高いのかなぁ・・・ 気になります。

それにしても、『本場のオージービーフ』は本当に固いです。

もし日本からパースを訪れた方は、ぜひ1度試してみてください(笑)。
  • パースの人達は薄切り牛肉を食べない?

パースの普通のスーパーマーケットでは、日本でいう『こま切れ肉』『しゃぶしゃぶ肉』『焼き肉用』みたいな薄く小さく切られたお肉は、売っていません(牛肉だけでなく、ブタ肉も)。 たぶんこちらでは、薄切り肉を食べるという習慣がないんでしょうね。

オージービーフはこんなに固いのに、さらに薄切り肉がないなんて、どうやって食べろというの!?
と最初の頃は思いました。

そのかわり、ぶっとい骨がついたまんまの厚切り肉とか、形そのまんまの内臓とかが売っています。 鶏肉も、まさにクリスマスのチキンの丸焼きが作れる状態のものが、普通に売っています。
そういうのが並んでいるのを見ると、私などは、逆に食欲がわかなくなってしまうのですが・・・。

オーストラリアの人達にとっては、日本で食べられている、繊細でとろけるような薄切り牛肉は、「食べた気がしない」と思うのかもしれません。

食文化の違いというのは、本当に興味深いものがあります。

ちなみに、一度、お肉屋さんで「ビーフを薄くスライスできますか?」と聞いたところ、「できますよ!うちの肉を買うなら、お好みにスライスしますよ!」と言われたので、「いくらでやってくれますか?」と聞いたら、「10ドル!」と言われ・・・(今のレートで円に換算すると900円ちょっと?)
あまりの高値にあきらめました。
(だって、スライスするだけの金額ですよ?)

お金に糸目をつけなければ、薄切りビーフも手にいれられそうです。

 

そんなわけで、私がいつも買うのは、

・Stir Fly     – 炒め物用に、拍子木切りのように細長く切られた肉
・Sizzle Beef  – バーベキューなど焼いて(あぶって)食べるのに適した、厚さ5mmくらいの肉
・Schnizel      – シュニッツェル用の薄めの肉

にほぼ限られてしまってます。場合によって、細かく切って使います。

やはり日本の家庭料理みたいに、肉を野菜と炒めたり煮たりして使うには、このような肉が(まだ)使えるという感じです。

Stir Fly用の牛肉でも、固いなーと最初は思っていましたが、今は難なく食べられるようになりました。

あと、ひき肉は、牛も牛豚あいびきもあります。 固いオージービーフも、ひき肉であれば、日本人でも違和感なくおいしく食べられます。

私個人的には、赤身が好きなので、オージービーフの味は本当に悪くはないと思います。
ハンバーグにしてもおいしいけれど、細かく刻んで(あるいはひき肉で)トマトや玉ねぎと共にスープに入れて煮込むと、ビーフのだしが出て本当においしいんです。
スープの素を使わなくてもOK、の味です。
  • 本場オージービーフをおいしく食べる方法

そんな本場のオージービーフ・・・なんとか少しでも手軽においしく食べる方法はないものか。

私がいくつか試した中で、一つ発見したことがあります。

それは、『買ったばかりの肉より、賞味期限ギリギリの肉の方が、やわらかい』。

なーんて、科学的にどうなのかはわかりません。
自分の経験上、そんな気がしているだけです(気のせいかも??) が、うちでは、牛肉は買ってから、賞味期限を見て、しばらく置いておくことが多いです。

もう一つ、こちらで何度かローストビーフを作ってみましたが、それは本当においしかった!
弱くじっくり火を通して、半生くらいで食べると、オージービーフも柔らかく食べられ、赤身のおいしさが味わえるように思います。
ローストビーフは、オージービーフにはうってつけの調理法だと思いました!

しかも、すっごく簡単です。

レシピを以下に紹介します。

オーブンをお持ちの方は、是非試してみてください♪

 

【ローストビーフの作り方】

材料:

・牛肉ロースト用かたまり scotch fillet(rib eye) roast 1kg前後
・バター、オリーブオイル 各大さじ2
・塩 ・コショウ  適宜

牛肉の選び方:

ローストビーフ用の牛肉を買う時は、形が均等で、全体的に少し霜降りになっており、表面に脂肪が乗っているものがよい。
scotch fillet(rib eye)の他に適しているのは、   eye fillet(tenderloinテンダーロイン)、 butt fillet(butt tenderloin)、bolar blade、rump(ランプ)、sirloin(サーロイン)、 standing rib roast(リブ)、silverside(そともも)、topside(うちもも)、round

作り方:

1)
オーブンを220℃に予熱する。
オーブントレーにアルミホイルを敷き、薄くオイルを塗る。

2)
フライパンに、バター、オリーブオイルを入れて熱する。
そこへ牛肉を入れて、肉の周りがよく色づくように5分ほど焼く。
(このフライパンはそのまま置いといて…グレイビーソースを作る時に使えます)

3)
フライパンから肉を出して、肉の周り全体に塩・コショウをふる。
(塩をふると肉の水分が染み出して固くなってしまうので、表面を焼いた後にふる。)

4)
オーブントレーに牛肉を乗せて、オーブンに入れ、55分焼く。
(途中、15分に1度くらい、様子を見ながら肉をひっくり返す。)

5)
牛肉をオーブンから出し、アルミホイルでゆるく包んで15分以上置いておく。

6)
できあがり!お好みの厚さに切ってサーブする。

 

また、ローストビーフを作ったら、グレイビーソースを添えて食べたいですね!
グレイビーソースも簡単に作れます。

【グレイビーソースの作り方】

材料:

・Beef stock 200ml(日本の場合はビーフコンソメスープ?)
・小麦粉 大さじ2

作り方:

1)
ローストビーフの2)で使ったフライパン(油が残っている)に、ローストビーフを焼いたオーブントレーに残った肉汁、ローストビーフを5)で置いている間に出てきた肉汁を入れて、小麦粉を入れて、混ぜる。

2)
そこへ少しずつBeef stock(またはコンソメスープ)を足していき、その都度ダマがなくなるように混ぜる。スープを100mlほど混ぜて液体状になったところで、中~弱火にかける。

3)
だんだん沸いてきて、とろみがついてくるので、かき混ぜながら、好みのとろみになるようにスープを足しながら調整する。

4)
好みで塩やしょうゆで味をつけて、できあがり!
ローストビーフに添えてサーブする。

 

元のレシピは、taste.com.auというオーストラリアのお料理サイトにあった

Basic roast beef & vegetables

というレシピです。

ここから、付け合せの野菜を焼く手順を抜き、自分で何度か作ってみてアレンジを加えています。

ちなみに、冒頭の写真は、silversideを使って作ってみました。

beef2

beef4

たまたま安かったので買ってみました。
肉は柔らかくジューシーだったけど、ちょっと筋が固かったかな。

 

日本でこのブログをご覧になっている方、日本で売られているオージービーフでもうまくできると思いますので、お試しください。(もちろん、和牛でも・・・)

そして、パースでこのブログをご覧になっている方、ぜひともオーストラリアのオージービーフをおいしく食べる方法を教えてください!

 

※この記事の2年後、試行錯誤の末に著者が導き出した、本当においしいオージービーフのローストビーフを作る方法については、以下をどうぞ。

オージービーフでおいしいローストビーフを作る!コツとポイントを、改めて。(パースで手作りざんまい)

 

Chieko

Chieko
2013年4月よりパース在住。ライター&ブロガー。オーストラリアの食・子育て・生活を紹介するブログ「パースで手作りざんまい」、ネイティブ英語とは?がテーマの勉強ブログ「話す英語。暮らす英語。」執筆中。複数の企業サイトへ、食・旅行・教育に関する記事を寄稿中。2児の母。
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