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薄力粉も強力粉もない??パースでお菓子やパンが焼きたい時に。

2013.11.26.(Tue)Chieko By.Chieko

 

muffin

高価な物より安い物を見るとときめいてしまう、主婦ライターのChiekoです。

安いと言えば、最近パースでは、洋ナシ『PACKHAM PEAR』が安くなっていますね! 旬なんですかね? $1/kg以下で売っていることもありますね。

洋ナシは、買った時は固くて、何日か室温に置いておくと、甘く柔らかく熟してくるんですね。
なので、我が家では安い時にたくさん買って、置いておきます。
けれど、果物大大大好きの息子は、それを見るたび「食べたい!食べたい!」と騒ぐので、待ちきれずに切ってしまうと、やっぱり固い・・・(後悔)

でも熟した洋ナシは、トローリ、ジューシー♪おいしいですね~!

先週は、このPACKHAM PEARとポピーシードを混ぜたマフィンを作りました!

洋ナシは小さめのダイスにカット、砂糖を焦がして作ったカラメルをからませて、生地にイン。
(記事の最後にレシピを載せています)

小さいサイズで12個焼いたのですが、家族(主に子ども達)が食べて、あっという間になくなりました(笑)。

それでも、息子がまだ食べたくて食べたくて、泣き叫んで暴れて、最後はこっちがうんざり・・・そのくらいおいしかったということで、喜んでよいのかなんなのか、って感じですが(笑)。

うちでは、子ども達のおやつに、また、誰か訪ねる時の差し入れに、時々お菓子を焼きます。 娘もお菓子作りが好きです。

が、それもやっぱり、日本とオーストラリアでは、材料が微妙に違ったりするんですよね。

なので、日本でおいしく作れたレシピも、こちらでうまく作れるか、試行錯誤。

特に、小麦粉事情が日本とは大きく違ったため、つかむのがタイヘンでした。

そこで今回は、オーストラリアの食材事情―――お菓子作りに欠かせない、小麦粉について!まとめてみたいと思います。

 

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    オーストラリアに薄力粉は、ないの?

パースに来てまだすぐの頃。 小麦粉を買おうと思いました。

スーパーに行って、小麦粉売り場を見てみましたが・・・    ・・・???

そうです。

日本では、小麦粉といえば、『薄力粉』『中力粉』『強力粉』というのが、大きな区分けですよね?

薄力粉:たんぱく質(グルテン)含有量が少ないもの(6.5~9.0%)。クッキー、スポンジケーキなどのお菓子作りや、天ぷら、揚げ物の衣などに使われる。

中力粉:たんぱく質(グルテン)含有量が、薄力粉と強力粉の中間(7.5~10.5%)。 うどん、中華めん、パスタなどに使われる。

強力粉:たんぱく質(グルテン)含有量が多いもの(11.5~13%くらい)。 主にパン作りに使われる。

たんぱく質が多いほど、生地の粘りと弾力が増します。用途によって、小麦粉の性質を使い分けるんです。

 

・・・そして私は、料理とお菓子作りに使うための『薄力粉』と、パンを焼くための『強力粉』を買いたかったのですが、

・・・

ない!のです。

薄力粉は?

強力粉は???

どこ~~~???

 

その代わりにあったのは、

Plain Flour』と、『Self-raising Flour』の2種類でした。

オーストラリアでは、一般的にスーパーで売られているのは、この2種類で、

Plain Flour ・・・普通の小麦粉

Self-raising Flour ・・・ふくらし粉の入った小麦粉(小麦粉にベーキングパウダーが混ざったもの、と思って差支えないと思います)

なのです。

なので、(おそらく)こっちの人達は、ふつうの料理にはPlain Flourを、お菓子作り(マフィン、スコーンなど)にはSelf-raising Flourを、というように、使い分けているのだろうと思います。

このSelf-raising Flourというのは、確かにベーキングパウダーなどを計って加える必要がないので、便利といえば便利かと思います。

しかし、お菓子作りで注意しなければならないのは、たんぱく質含有量。

実は、こちらのPlain Flour、たんぱく質含有量は、およそ『中力粉』に相当するんですね。
(たんぱく質含有量10.0~10.6%くらい)

Self-raising Flourも、だいたい同じくらいです。
(たんぱく質含有量9.8~10%くらい)

これまで料理をしてみた経験だと、Self-raising Flour は、普通にベーキングパウダーを使ったお菓子作りは、問題なくできると思います。 たとえば、マフィン、クッキー、スコーン、、、など、日本のレシピの「薄力粉+ベーキングパウダー」は、ここをSelf Raising Flourに置き換えて大丈夫な感じです。
(娘はよく、このSelf-raising Flourを使って(ホットケーキミックスを使わずに)ホットケーキを作ります。)

 

ですが、例えばスポンジケーキは、ベーキングパウダーを使わず、卵を泡立てることによってふくらませるのですが、そのようなレシピの場合、薄力粉のつもりでPlain Flourを使ってしまうと、生地に粘り気が出てしまい、ふんわりと膨らまないかもしれません。

その場合は、たんぱく質含有量が少ない、お菓子作りに適した小麦粉を選んだ方がよいと思います。
たとえば、↓

flour-lighthouse-cake

パッケージに書いてある通り、Protein(たんぱく質)の少ない、ケーキ作りなどに適した小麦粉です。
たんぱく質含有量8.7%。
先日、この粉で息子の誕生日祝いにスポンジケーキを焼きましたが、それらしく焼けました~

 
  • 自宅でパンを焼くための小麦粉は?

私は日本からホームベーカリーを持ってきました。

あの、日本のパン屋さんでよく売っている、やわらかいふわっとしたパン。こちらではなかなか売っていないので、これは本当に重宝しています! 日本からこちらに引っ越す時、引越し屋さんに「ホームベーカリは、海外引っ越しで持っていく方が多いですよ」と言われましたが、本当に持ってきてよかった!!

・・・ですが、これも問題が。

強力粉、って、どこで売ってるのーーー????

あちこちのお店を探しました・・・

パースでは(オーストラリア全土かもしれない)、強力粉に当たるものは、『Baker’s Flour』として売っているようです。 やはり、ColesやWoolworth等のスーパーで売っていますが、私が探した時には、Baker’s Flourは5㎏の大袋しか見かけませんでした。

でも、これが本当に日本の『強力粉』に当たるものなのか?ちゃんとパンが焼けるのか?
確信が持てなかったその時の私は、5㎏を買う勇気はありませんでした・・・

パン用の粉として、Bread Mixというのも売っていますが、これはすでにイーストや調味料が入っているものです。

ただの、ただの強力粉が欲しいのよーーーーぅ!

と、心の中で叫んだものでした(笑)。

ちょっとたんぱく質含有量が多めのPlain Flourを選んで買ってみましたが、うまく焼けなくて。

そんなこんなで、試行錯誤の末、Baker’s Flourを手に入れることができ、ようやくパンがちゃんと焼けるようになりました(と言っても焼くのはホームベーカリー)。

 

パース周辺でBaker’s Flourを手に入れたい場合、色んな選択肢があると思います。もちろんスーパーで5㎏買ってもOKですし、この↓小麦粉はスーパーによく置いてあります。

flour-lighthouse

先ほどのお菓子用の小麦粉と同じシリーズで、Strong, High Protein(たんぱく質を多く含む)とあります。
私自身はこれは使ったことないけれど、たぶんパンも焼けそう。
たんぱく質含有量は、11.5%です。

海外で小麦粉を使いたい時は、成分表のProteinの含有率をチェックするとよいですね。

 
  • パース駅からすぐ。パン・お菓子づくり好きにおススメのお店!

私自身がいつもBaker’s Flourを買うのは、パース駅の北側、North Bridgeにある『KAKULAS BROTHERS』というお店です。

ここは、グロサリーショップなのですが、小麦粉をはじめ、穀類、豆、調味料、スパイス、乾物などがたいへん充実していて、そのほとんどが量り売りで買えます。
しかも、スーパーなどで買うよりも安い です!
キログラム単位でたくさん買うこともできるし、初めての材料を試してみたい場合は少量買うこともできるので、私個人としてはたいへん買いやすい、大助かりのお店です。

お店に入ると、色んなスパイスの混ざったにおいが充満していて、子ども達は「クサいから入りたくない」と言います(笑)。

私はここで、Baker’s Flourと、Stone ground whole meal flour(たぶん『石臼引き全粒粉』と私は思っている)を買い、ブレンドしてパンを焼きます。 もちろん、Plain Flour、Self-raising Flour、Whole Meal Flour(全粒粉)、Rice Flour(米粉)…私が知らない名前の粉まで、いろんな種類が売っています。
スキムミルクも買えます。
その他、レーズンやチョコチップ、今回マフィンに使ったポピーシードも売っています。
また、我が家ではコーヒーの粉もここで買っています。
色んなものがそろう、面白いお店です!

パンやお菓子作りはもちろん、アジアン料理やエスニック料理、ハーブ、スパイスに興味のある人には、おすすめのお店です~♪

KAKULAS BROTHERS


大きな地図で見る

 

オーストラリアは、小麦粉をはじめ、穀類や、乳製品は、自国産のものが大変充実しているので、お菓子作りの材料は手に入れやすく、身近に楽しめそうです。

また、これからの暑い季節、オーストラリア産小麦粉で、手打ちうどんや餃子づくりにも挑戦してみたいなぁー!と密かに考えています!
(うまくできたらブログで報告します。お楽しみに~)

 

 

洋ナシとポピーシードのマフィンのレシピ

材料:
(ミニマフィン12個分)


バター 50g
砂糖 50g
卵 1こ
Self-raising Flour  83g
牛乳 40㏄
ポピーシード 大さじ1
PACKHAM PEAR(洋ナシ)  1個
☆砂糖 20g
☆水 大さじ1(20㏄)

●金属製のマフィン型(ミニサイズ12個分)。中にカップ型の敷紙を敷く。 (もしくは使い捨てのマフィンカップを用意)

作り方:

始める前に、バター、卵を冷蔵庫から出し、室温にしておく。
Self-raising Flour をふるっておく。
オーブンを170℃に温めておく。
牛乳を湯煎にして軽く温めておく。

1)カラメル洋ナシを作る。洋ナシは 5㎜~1㎝くらいの角切りにする。小鍋に☆の砂糖・水を入れ、火にかけて、鍋をゆすりながら焦がしていく。カラメル色になって焦げて来たら(焦がしすぎないように注意!)洋ナシを加え、カラメルとあえながら火を通す。お皿にあけて冷ます。

2)ボールにバターを入れ、ふんわりするようによく練る。

3) 2)に砂糖を数回に分けて加えながら、その都度よくすり混ぜる。白っぽくふんわりするように混ぜる。

4) 卵をほぐしてから、3)に数回に分けて加え、その都度よく混ぜる。

5)小麦粉(Self-raising Flour) と温めた牛乳を、4)に混ぜる。その際、小麦粉1/3→牛乳1/2→小麦粉1/3→牛乳1/2→小麦粉1/3の順番に加えていく。小麦粉を加えた時は、多少粉が溶けずに残っているくらいでOKなので、混ぜすぎないように、手早く行う。

6) 1)で作ったカラメル洋ナシとポピーシードを5)に加えて、手早く混ぜる。

7) 6)をマフィン型に8~9分目くらいに入れて、170℃のオーブンで15分くらい焼く(温度、時間はオーブンによって調整)。つまようじを刺して生地がついてこなければ焼けている。

※日本で作る場合は、Self-raising Flourを「薄力粉80g+ベーキングパウダー3g」に変えてください。

 

 

Chieko

Chieko
2013年4月よりパース在住。ライター&ブロガー。オーストラリアの食・子育て・生活を紹介するブログ「パースで手作りざんまい」、ネイティブ英語とは?がテーマの勉強ブログ「話す英語。暮らす英語。」執筆中。複数の企業サイトへ、食・旅行・教育に関する記事を寄稿中。2児の母。
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