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パースでも!子ども達に大流行中の、ルームバンド(レインボールーム)とは。

2014.07.15.(Tue)Chieko By.Chieko

パース在住主婦ライターのChiekoです。

先週、私は胃腸の調子が悪く、3日ほど食事もあまり食べられませんでした(涙)。
吐き気と腹痛に悩まされましたが、結局病院に行ったり、薬を飲んだりすることなく、家で休養を取るうちに自然と回復することができました。
しかし、せっかくのスクールホリデーだというのに、私が具合悪い間は、子ども達も家から出られずにいて、ちょっとかわいそうでした。

今は回復して、普通に過ごしています。
が、先週できなかったことが色々とあって、今週は忙しいです~(汗)!

ところで最近、パースの子ども達の間で、こんなものが流行っているそうです。

 

loomband1

 

loom band というんです!

娘の学校でも今、たいへん流行っているそうで、私も娘から教えてもらいました。

パースのショッピングセンターに行くと、よく売っているので、ご存知の方も多いでしょう。

実はこのloom band、今、世界的に大ブームなんだそうですねー!
日本ではどうですか?やっぱり流行っているでしょうか!

今回は、このloom bandについて書こうと思います。

 

  • loom band って、どんなもの?

直径1.5㎝くらいの、色とりどりの輪ゴム・・・です。

最初見た時は、「なんで?ただの輪ゴムじゃん?」って、正直思ってしまいましたが。。。

これをどうするか、というと、編むんですね。
そして、こんな風にブレスレットを作ったりします。

loomband2
これが、今こちらの子ども達の間で、大流行しているということなんですね。

このloom bandのポイントは、まず、ゴムのカラーのバリエーションが豊富 ということでしょうか。
また、透明の淡いカラーのもの、ラメが入ったもの、蛍光カラー、etc・・・など、色んなテイストがあります。

組み合わせによって、デザインは無限大!!

loom band 専用の編み台と編み棒みたいなのがあって、それを利用すれば、複雑なデザインも簡単に編むことができます。
それを使わなくても、子どもなら指で編むこともできるらしいです。
(大人は指が太いので無理かも・・・)

たとえば娘がつけている太いブレスレットは、キットについていた説明書の手順に従って作ったものですが、

loomband3
編み台に輪ゴムをセットしていき、

loomband4
loomband5
それを隣の輪ゴムにひっかけていく・・・

それを繰り返していくだけで、こんなパターンができます。

loomband6
最後に、付属の小さなフックをつけ、両端を止めれば、ブレスレットの出来上がり!
短時間で簡単にでき、しかもカラフル。
伸縮性のない糸よりも、柔らかで伸びのあるゴム素材のため、編みやすさもあると思いますね。

また、色の組み合わせによって、カワイクもカッコよくも仕上げられる。

というわけで、性別問わず人気があるようです。

 
  • loom bandはいつどこで始まったのか?パパのサクセス・ストーリー

このloom bandを発明したのは、Cheong-Choon Ngさんという、アメリカに住む40代半ばのパパだそうです。
つい最近まで、日産のエンジニアとして働いていたとのこと。

このCheong-Choon Ngさんには、2人の女の子がいるそうです。
ある日、彼女達が輪ゴムでブレスレットを作って遊んでいるのを見て、自身も、生まれ育ったマレーシアで幼い時に縄跳びの縄を輪ゴムで編んで作ったことを思い出したそうです。
そこで輪ゴムを編んで見せようと思ったけれど、自分の手には輪ゴムが小さすぎ、うまく編めなかったのです。
そこでこのお父さんは、板に画びょうを挿して、即席の織り台を作り、編んで見せた — それを使うことで、複雑なパターンが素早く織れることがわかり、娘さん達も興味を示したそうです。
それがこのloom bandを発明するきっかけになったんですね。

この『ゴム編み機』がビジネスとして成功するのでは、と提言したのは、なんと当時12歳だった娘さんとのこと!

その後、Cheong-Choon Ngさんは本格的にビジネス化を目指して改良を重ね、2011年中ごろからいくつかのショップで販売を始めました。ですが、最初はあまり売れ行きも伸びなかったそうです。

ところが、The Learning Express Toysというおもちゃのチェーン店が興味を示し、2012年7月から店頭でloom bandのワークショップを行ったところ、売れるようになり、その後は子ども達の間で口コミで広まっていきました。

アメリカでは、夏休みなると多くの子ども達はサマーキャンプに参加するらしいですが、その年のサマーキャンプでこのloom bandは一気に広まりました。
退屈しのぎに、ゲームやパソコンを日常的にいじっている子ども達は多いと思いますが、サマーキャンプではそれらの電子機器は持ち込み禁止。その代りにloom bandが子ども達の注目を集めたと言われています。

その夏休みの後の学校生活で、またまた生徒たちの間で口コミで広まっていきました。
そして近づくクリスマス・シーズン。需要が一気に高まり、Cheong-Choon Ngさんはloom bandが大ブレイクしていることを確信したそうです。
それまでは休暇を利用し、自宅で家族とともに商品の組み立てを行ってきましたが、ついに日産を辞めることにしたのです。

 

参考:The Rubber-Band Millionaire (FORTUNE)

 

 
  • 現在の流行は?

現在では、アメリカやイギリス、オーストラリアの他、世界各地にloom bandのブームは広がっている、と言えそうです。

娘の話では、今年の4,5月あたりから、学校で見るようになったとのこと。パースでの流行は今年に入ってから、って感じでしょうか。

日本でも、ネットを検索した限りでは、おもちゃ屋さんや手芸店、Amazonなどでも取り扱われているようですね。

また、近頃では、単に子どものおもちゃとしてだけでなく、アクセサリーとして、セレブの間でも注目され始めている様子。

以下の記事には、イギリス王室のキャサリン妃(ケイト・ミドルトンさん)がloom bandのブレスレットを着けている写真が載っています。
A craze for ‘loom bands’ (BBCニュース)
また、サッカー選手のデビット・ベッカム、イギリス発ボーイズユニットOne Directionのハリー・スタイルズ、アメリカの人気女性シンガー,マイリー・サイラスなども、同じようにloom bandのアクセサリーを着けている様子が目撃されているらしいです。

ちなみに、Cheong-Choon Ngさんが開発したloom bandは、『Rainbow Loom』というのが商標名となっています。
現在では、他にも色んなメーカーが類似品を出しています。
元祖という意味では『Rainbow Loom』をおススメしたいところですが、やはりオーストラリアでは、高いなーという感じです・・・(私の個人的な感覚ですが)。

 
  • 実際に子ども達はどうやって楽しんでいるのか

このloom band、ブレスレットにするのが一番とっつきやすい入門編、という感じですね。

細くしたり、太くしたり・・・編み方も色んなバリエーションがあるそうです。

また、ブレスレットだけでなく、長くしてネックレスにしたり、ヘアアクセサリにしたり、ちょっと複雑な編み方をして、チャームやモチーフを作ったり。。。本当にたくさんの楽しみ方があるみたいです。
そして、どうやって編み方・作り方を知るのかというと・・・

loom bandを使ったさまざまなアイテムの作り方が、YouTubeにたーーーくさんアップロードされているようです!
さすが、インターネット時代ですねー!

中には、ピカチュウの作り方を紹介した動画もありますよ~!



娘のクラスメイトの男の子も、YouTubeを見ながらピカチュウを作ったそうです。
こういうのを子ども達はネットでどんどん探して、作品を作って楽しんでいるんですね。
このへんは、インターネットを子ども達の教育にポジティブに取り入れている環境だからこそ、と思います。

ただ、このloom bandブームも過熱する一方で、アメリカ・イギリス・オーストラリアなどでは、持ち込みを禁止する学校も出てきているようです。
というのは、子ども達の間で、交換し合ったり売り買いに発展したりして、トラブルが起きてしまうというのが、大きな理由のよう。

それでも、子どもだけでなく、親たちもこのloom bandの流行は歓迎する意見が多いようです。
それまでゲームやパソコンなどにのめりこんでいた子ども達が、自分の手を使って、何かを作ることに集中するようになったことが、やはり喜ばしいこととして受け入れられているんですね。
また、パソコンやiPadに比べたら、断然、安価ですしね!

私自身の意見としては、友達と作品を見せ合ったり、作り方を情報交換し合ったりして、インスパイアし合うという経験ができるのは、このloom bandブームのよいところじゃないかなーと思います。
また、インターネットで作り方を探し、動画を見ながら、自分で手を動かしてみる。そういった、ネットを自身の実体験にどう生かすか、というような部分を学ぶことができるんじゃないかなぁ、なんて思いました。
そのうち、loom bandアーティストなんて出てきそう。(もうすでにいるかも?)

ただ、赤ちゃんや小さいお子さんがいる家庭、ペットのいる家庭は、誤飲に注意です!

余談ですが、我が家ではloom bandは、こんな使い方でも活躍しています・・・

loomband7
割りばし鉄砲の材料になってしまいました・・・



Chieko

Chieko
2013年4月よりパース在住。ライター&ブロガー。オーストラリアの食・子育て・生活を紹介するブログ「パースで手作りざんまい」、ネイティブ英語とは?がテーマの勉強ブログ「話す英語。暮らす英語。」執筆中。複数の企業サイトへ、食・旅行・教育に関する記事を寄稿中。2児の母。
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