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オージー・イングリッシュについての私なりの考察

2016.07.19.(Tue)Mizuho Kokubo By.Mizuho Kokubo

こんにちはMizuhoです。お久しぶりです、みなさまお元気ですか? 私は何かと重なり、多忙な日々を過ごしておりました。いろいろと詰め込みすぎるとよくないなあと、自分の生活のペースを見直しているこの頃です。

久しぶりの記事は何について書こうかと、今まで書いた記事をふり返ってみました。今度これについて書こう、と思っていたことがいくつかあったなぁと。英語については、オーストラリア独特の「オージー・イングリッシュ」もしくは私がよくぶつかる「和製英語」について書いてみようと思っていたんだった、と思い出したのですが、二つ一緒に記事にすると長くなってしまうので、今日は「オージー・イングリッシュ」について私なりに書いてみようと思います。

Aussie English

わりと奮闘した最初の2年

オーストラリアに来てみて、オーストラリア英語は私が思っていた英語とは別の言語なのではないかと思うほどいろいろ違っていてびっくりした、というのは1年と少し前に記事にしました。「海外に2年住むと、英語はどのくらい向上するのか? 」ええ、それはもう苦労しましたよ。あたまのなかから、日本人にとってのお勉強の英語、アメリカ英語を取っ払う作業から入りました。強敵オージー・イングリッシュと奮闘した、というよりは、口語表現に苦闘したわけですが。

オージー・イングリッシュって?

オーストラリアはイギリス英語を基本としていて、語彙、綴り、表現など、だいたいイギリス英語と同じなのですが、例外もいろいろあるのでけっこうややこしいです。

ネット上にもオージー・イングリッシュについての記事やYouTubeビデオなどがたくさん存在します。全部書いていたらきりがないので、私が実際にオーストラリアで暮らしはじめて覚えてきたこと、実際に耳にするなあというものを紹介したいと思います。

オージーは短く言うのが好き!

短くされているものは接尾辞が「-y, -ie, -o」でなんだか単語が可愛く聞こえる。
Aussie English English 意味
Aussie Australian オーストラリア(人)の
Barbie Barbecue (BBQ) バーベキュー
Bikky Biscuit ビスケット、クッキー
Breaky, Brekkie, Brekky Breakfast 朝食
Choccy Chocolate チョコレート
Footy Australian Football オーストラリアンフットボール
Arvo Afternoon 午後
Lolly, Lollies Lollipop キャンディー、菓子
Mozzie Mosquito
Hubby Husband
Kinddy Kindergarten 幼稚園
Undies Underpants 男性用下着、ちなみに女性用はknickers
Veggies Vegetables 野菜
Maccas McDonald’s マクドナルド
Ta Thank you ありがとう
Sunnies Sunglasses サングラス
Shout Treat 奢り、奢る(お酒)
Stubby Bottle of Beer 瓶ビール(小瓶)
BYO Bring Your Own 酒類持ち込み可(飲食店にある表示)
と、思いつくメジャーなものを書きましたが、イギリス英語に従っているものもあれば、たまにアメリカ英語に従っているものもあって本当にややこしいです。(たとえば、タクシーのことをいうcabはどちらかと言うとアメリカ英語(イギリスではtaxi)。このように例えばですが「茄子」もイギリスではaubergineだけど、オーストラリアではアメリカ英語のeggplantが使われています。イギリス式かと思いきや、アメリカ式に従っている。BYOもアメリカでもパーティーなどでの酒持ち寄り、の意味では使われているようです。それから、表には入れませんでしたが、Comfy(Comfortable), Exy(Expensive)などのように、形容詞も-yで短くしたりします。形容詞と言えば、形容詞を強調したいときに「ひどく、やけに(very)」の意味で使われるbloodyもこちらはイギリス英語からきていますが、よく耳にします。私が初めて使ったときは大笑いされましたけど。

そう言えばFacebookで話題になっていた、こんなYouTube「How to speak Australian : Abbreviate Everything」)ビデオがありました。

オーストラリア独特の単語や意味になる表現も

もちろん単語もきっと無数にあるのでしょうが、私が気がついたのは、水着(Bathers)、酒場/パブ(Hotel)、海外(Overseas、アメリカイギリスともにabroad)、サンダル(Thongs、これはアメリカでも、イギリスはflip-flop)などでしょうか。
表現でいうと
No worries …気にしないで、大丈夫!というような意味で、Thank youやSorryに対する返答で使われる。No Problemってことですね。
Cheers! …ThanksやBye/See youの代わりに使われることも。
Good on you! …よくやった、うまくやった、というようなWell doneの意味で使われることが多い。他国ではGood for youが主流。私にはずっとこれ「グッドオニオン!」って聞こえてました。良い玉ねぎ……。
How are you going? …How are you? の意。そう言えばdoingではなくgoing、ショップに入ると店員さんにまず言われる言葉。
綴りはというと
綴りも慣れてはきましたが、基本的にはイギリス式。日本の学校教育で習う英語はアメリカ英語なので、アメリカの綴りで覚えていたのに、ここでは違う、というものが当たり前ですが多々(米→英:center→centre, theater→theatre, realize→realise, organize→organise, color→colour, favorite→favourite等)。ですが、移民大国オーストラリア、いろいろな国の人がいますから、綴りはそこまで問題ではないし、なかにはオージーでもアメリカ式で書くひともいるそうです。

何かと話題の発音 “G’day mate! ” ぐだいまいと!?

G’day mate!  ってとても有名なフレーズ。私は言われたことないぞ、と思いましたがそれは、私が女性だから。男性同士で交わされている気軽なあいさつです。発音は、これもまた人や世代、住んでいる地域によります。日本語で書かれているネット上の記事の多くは、オージー・イングリッシュはeiの発音がaiと発音されると、どの記事にも必ず書いてあるのですが、私からすると「そうでもない」ですよ。例えば、こういうふうに言われているわけですが(というか、こう言っていない日本語の記事ってあるのでしょうか)、

“オーストラリア英語の発音はエイをアイと発音することです。例えば、Day(デイ)が(ダイ)や、Mate(メイト)が(マイト)、Name(ネイム)が(ナイム)になります。”

……なりません(笑)! なってませんから!

どちらかというとそのように聞こえることもある、というくらい。私だって、そう聞こえたことはありますよ。パートナーのお父さんから「ちょっとその紙取って」と言われた時、paperがパイパーって聞こえたことがあります。でもすべてのeiがaiと発音されるわけではないし、すべてのひとがそう発音するわけではありません。あと、よく「訛っている」と表現されるオージー・イングリッシュですが、国によってアクセント(訛り)は違いますからね。私も住んでみて、他の国の英語との違いがわかるようになりました。

gdaymate
お土産の絵葉書にも G’Day mate!

 

最後に、これは英語についてというわけではないけれど、オーストラリアに来て困惑したしくみの一つに建物の階数の数え方があります。こちらはイギリス式に従っているわけですが、建物の1階は “Ground Floor”2階が”First Floor”といいます。 1階に降りるときは、エレベーターのボタンは”G”を押します。 日本の感覚で”1”を押してしまうと、2階で降りるはめに。ちなみに、エレベーターは”lift”です(elevatorはアメリカ英語)。今ではすっかり慣れましたが、はじめの頃の自分を思い返すと面白いです。

というわけで、さらっと書くつもりがけっこう長くなってしまいました。オージー・イングリッシュ、みなさんにはどう聞こえるのでしょうか? まあ、私の耳が慣れた説もありますけどね。英語はこの先も終わりのない勉强だなと思っていますが、これからも楽しみながら、身につけていけたらいいなと思っています。愛くるしい英語ですよ、オージー・イングリッシュ♡ それでは、また!
(小窪瑞穂)

 

 

関連記事
記事の中でオージー・イングリッシュや和製英語について触れています。

「西オーストラリアだけのメニューが存在する? 私のコーヒー奮闘記、パース編!」
http://gitsint.com.au/2015/03/30/2749/
「海外に2年住むと、英語はどのくらい向上するのか?」
http://gitsint.com.au/2015/04/14/2771/

 

私のあたまのなかを整理し続けてくれる先生、GITSオフィスと同ビルでレッスンをしています。
リングイスト ジェイクの英会話」(YouTubeチャンネル)

Mizuho Kokubo

Mizuho Kokubo
2000年から音楽ライターとして活動。関わったおもな媒体はフリーマガジン『bounce』、『TOWER』、『mellow out』、音楽誌『Barfout!』、『MARQUEE』、カルチャー誌『splash!!』、ムック本『Fishmans THE LONG SEASON REVUE』等。2012年に渡豪。使用言語が二つになり、新たな言語愛に目覚める。好きなことは、読書、映画鑑賞。音楽ももちろん好きです。
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